突然日本のにばらまかれたウィルス、『dangerous idle』、通称『危険な遊び』。
しかし、そのウィルスは、とある薬品会社が作り出した人工ウィルスで、日本中のウィルスを吸ったヒトの脳内にIDチップを作り出し、薬品会社の所持するコンピュータに情報を全て送り届け、そして洗脳してしまうという、恐ろしいものだった。
全てはあまり有名でもない薬品会社の、計画責任者の小さな疑問の為に、日本中のヒトは実験道具と化してしまった。
しかし、ただ1人、そんな日本の中でウィルスに感染しなかった、ヒキコモリの少年がいたのである。
彼は、薬品会社に乗っ取られてしまった日本を、違う歯車で廻り出してしまった運命を、使われていなかった掌で、どのように変えていくのだろう。
ー日本の鍵は、彼が握っている。