母さんは魔王令嬢、父さんは魔界随一の氷系魔術師、姉貴は王立学校一の魔法使い。
そして俺はそこの死んだことを秘匿されている跡継ぎの代わりになった人間(魔力0)。
王家の名に恥じないようにとかいうエゴで魔法使いの修行をすることに……。
「だから、ここの文字はこうやって発音するの!!」
「こんな音、人間界にないです」
「気合で覚えろ」
「無茶だ……」
まず、コミュニケーションが取れない。
「来年の秋に行われるサバトまでには検定1級パスしろよ」
「絶対にできません」
「そしたら、お前が魔力増強剤になるだけだ」
一年間で軍の准佐レベルの知識つけないと死ぬらしいです