作品一覧全3件
代表作 連載 34エピソード
モルヴィアナはフォイルナー男爵家の長女である。 ラペンドルド王国でも位の低い男爵家の出身である彼女は、生まれた時から"この世界では無い別の世界の記憶"を持っていた。 便宜上前世と定義付けた前の人生はとにかく思い通りに行かないことだらけ。二回目は楽に自由に好きに生きて適当な男と結婚してさっさと尻に敷いてしまおうと決めていた。 しかし、彼女は思い知ることになる。 彼女の前に現れたのは、前世の自分が考えたキャラクター、シェリルだった。 ───そう、モルヴィアナ・フォイルナーは前世、自分が作った乙女ゲームの中の名前も記載されていないモブキャラだったのだ。 自分の好みを注ぎ込んだシェリルは、遠くない未来に王太子から婚約解消を言い渡される。 しかも失意の中自殺し悪魔に取り憑かれ、妖魔として主人公達に消滅させられる運命が待っている。 「ならば私が悪女になればいいのでは?」 つまり自分が悪女になればシェリルは主人公に害されることもない。 モルヴィアナは王太子に興味はなかったし、婚約解消のせいで嫁ぎ先がなくとも困らなかった。 愛するシェリルを守るため、モルヴィアナは最高の悪役令嬢になることを誓う。 これは、男爵令嬢が悪女として成り上がり、婚約解消される物語。
作品情報
異世界[恋愛] R15
最終更新日:2025年05月22日
魔法 身分差 乙女ゲーム 悪役令嬢 ラブコメ 婚約破棄 婚約解消 成り上がり悪女 ローファンタジー 読了時間:約462分(230,502文字)
短編
──そうして、勇者は世界を救いました。 志半ばで死を迎えた溢れた魂を【勇者】として送り込む。願いの末に召喚された勇者は、見事魔王を倒し悪逆の王から世界を救った。 女神リリアは様々な世界を管理し、適材適所に溢れた魂を送り、管理していた。ちょっとした不始末により勇者を育てるはめになり、あろうことかプレイヤーとして世界を救うはめにもなった。 難しい道中は割愛して、ようやく本来の仕事である溢れた魂に役目と褒美を与える瞬間が来たのだ。 物語の終わりにはハッピーエンドが付き物だ。この勇者として名を挙げた世界で前の生で得られなかった幸せな家庭を歩ませてやりたいと思った。 リリアはとんでもなく頑張った勇者に幸せを与えるために様々なルートを提案する。道中、勇者と接点を持った少女たちと幸せに暮らせるよう選択肢を用意したのだ。 しかし、そのルートは勇者のキューピット行動によりことごとく頓挫してしまう。
作品情報
異世界[恋愛] R15
最終更新日:2025年02月21日
女神 一途 魔法 勇者 異世界 読了時間:約26分(12,843文字)
連載 9エピソード
アリアドネ・レゼ・レグリオンは"レゼ"の名を賜った誇り高き大魔法使い一族の末娘。高い魔力を持つ証でもある金髪碧眼の家族と違い、錆色の髪に鳶色の瞳のパッとしない見た目だったアリアは、国一番の美人でもある姉のミュリエルとは似つかない姿のせいで、馬鹿にされてきた。 世間の男たちは姉目当てに近づいては勝手に振っていく奴らばかり。幸い家族に溺愛されていたアリアは失恋に胸を痛めても元気に生きている。 そんな折、何度目かの"姉への足がかり"として、目をつけられてしまった。 "暗黒魔法"という禁じられた魔法を使ってまでミュリエルを手に入れようとする男に啖呵を切るアリアだったが、絶対絶命のピンチに覚悟を決める。 その時、大魔法使いと名高い"黄昏"の麗しい魔法使いが颯爽と現れてアリアを窮地から救ってくれた。 「君から僕の魂の匂いがする」 腰が抜けたアリアを抱き上げながら大魔法使いヘンドリクスはわけのわからないことを言い出した。 「いくら顔が良くても変人はダメね。お姉ちゃんの言う通りだわ」 さっさと"黄昏"の魔法使いのことなんて忘れてしまおう。 そう思っていたのに、思わぬ方向でアリアは事件に巻き込まれていくのだった。
作品情報
異世界[恋愛] R15
最終更新日:2023年04月14日
女主人公 西洋 中世 魔法 ハッピーエンド 年の差 ラブコメ 地味子 読了時間:約114分(56,536文字)