四季と呼ばれる物が存在した他大陸から生まれた1人の忌み子は誰よりも信頼していた兄に裏切られ、国から追放された。
大陸中から狙われた忌み子は、自らが異端とされたその力を振り絞り最後の願いを叶えた。
やがて、辿り着いた大陸でも狂人として殺された彼は、使い果たしたはずのその力で自分にとって最期に安息の地となっていた【彼女達】を遥か遠い未来へと跳ばした。
さあ前置きが長くなった。
ここから始まるのは自分のエゴとして、仲間達を取り戻す話。
神子や天使に転生者と勇者。
その中の誰よりも美しい、と神々に愛された狂人が一端の愛を語る話だ。
※主人公が自覚をもって動き出すのは少し先です。