クリスタルに閉じ込められた記憶喪失の少女がいた。身動きとることのできない彼女の唯一の楽しみは毎日会いにきてくれる一人の男性がいたことだった。
しかし、突如として彼女のいる洞窟は大きな揺れにより崩壊寸前。全てを諦めた彼女だったが暖かい声に導かれクリスタルから脱出することに成功したがそこで意識がなくなる。
洞窟では感じることができない日差しや鳥達の声で目を覚ました少女の前には毎日会いにきてくれた彼の姿があった。
『やっと話せる。突然で悪いけど俺の弟子になれ』
そうこれは世界に12人しか存在できないはずの魔法使いの不運で生まれてしまった13番目の魔法使いの弟子になるお話である。