日本では生身で生きることのできない仲間のモンスターを、生身で生活できるようにするのが秋山優介の夢だった。 　そのために人よりもモンスターに近い獣人を調べることを決め、異世界に行くことを目指す。 　 　だがある日、自身の通う学校に異世界からの猫獣人留学生がやってきて、サポート係にされてしまう。 　研究対象が向こうからやって来たと仲良くなろうとする優介だが、世話を焼いているうちに懐かれてしまい自身も猫獣人のことが気になり始める。 　 　恋心と自身の目的……二つの間で揺れながら優介は異世界の真実に近づいていく。

『おめでとうございます。抽選の結果、貴方様は異世界転生に当選致しました』。このメールを受け取った男の十二日間の記録。

その店はメインストリートから外れ、細い路地を何度も折れ曲がった先にあった。『ルヴァンシュ薬品店』、人目を避けるように佇むこの店に、一人の男が来店する。その男が求めるのは普通ではない薬。さて、男が手に入れるのは希望なのか、絶望なのか。それは一人の老婆だけが知っている。

一個下の生意気なヤツから学校のトップを賭けてタイマンだ！なんてラブレターが届いた。学校最強の俺にタイマン勝負を挑むなんて身の程を知らないヤツにしっかりと教えてやろうと久々に登校、つまらねえ英語の授業中に教師を睨んで遊んでいたら突然クラス中が光りやがった。光が収まると見知らぬ場所、異世界……らしい。オイ！タイマンどうなるんだよ！