『魔導学園には、魔力のない生徒がいる』
科学と魔導の2本の柱が支える世界。
表向きは国立魔導学園に通う魔力のない少年、灼人(あきと)の裏の顔は、軍人である。というか、軍人が表の顔かもしれない。それは、「実技万年最下位」「出席率1割」という彼の肩書が証明していて、本当に『表向き』しか授業に出席していないのだ。それは彼が持つ『根底を破壊する力』が問題なのだが、欲しくてもらったわけじゃない。まあでも、友達(最強)は居るし、授業も何となく分かる。数日後に戦場へと呼び戻されても、次がいつかも分からない『普通』を楽しみに任務を全うする日々は悪くない。もちろん、改善できるならそうしたいが。…………そんなある日、彼は戦地で少女と出会う。傍若無人、予測不能な少女の監視役に任命された彼。しかしどうやら少女は『普通』を連れてきたらしい。さて、灼人が紡ぐ不可思議な青春の行く末は。
この作品はカクヨムでも掲載しています。こちらの方が進んでいますが、これ以上はあまり更新しないかもしれません。