初めて入店したスナックで知り合った女性に惹かれて行く護。これまで欠けていた独身生活に、日を差してくれた陽子に、護は入れ込んでしまうのである。そんな陽子にデートを申し込み、雨の日に観た映画が護の恋心をさらに煽り立てることになった。。しかし、店のママから聞かされた陽子の内情に危機感を覚えた護は、深夜、陽子がいるというマンションに駆けつけると、夢で見た場面に遭遇するのであった。熱くなった護の頭に氷水を浴びせるような話が、老婆の口から聞かされるのである。それが真実なら自分は何を信じ、何に燃えたらいいのか分からなくなり、陽子が見せた微笑みと涙顔も真実だったのか分からず、いつまでも護を悩ますこととなった。