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短編
いつも、似たようなことを書いていた。 きっとそれが真実だから同じ思考を繰り返して、同じ言葉を繰り返している。 そして私は、もうこの真実には退屈していたから、どこに繋がるのかも知らない海に捨てようと思った。 それで、手短に、自分の心の核のまわりを構成する組織をひとなぞりして自分の言葉に訳した。 どうせ沈没してしまうというのに。
作品情報
純文学[文芸]
最終更新日:2018年09月24日
私小説 読了時間:約2分(669文字)