とある王国に、とても美しく、それはそれは綺麗なお姫様がおりました。名をヴィーナといいます。
ある日、彼女の部屋に魔女が侵入し、こう言いました。
「貴女に永遠の美しさを与えましょう」
魔女の言葉にだまされたヴィーナは、朽ちることも果てることもない不老不死の体を手に入れてしまいました。
ナイフで刺されても、火あぶりにされても、海に沈められても息絶えることのなかったヴィーナは、1125歳の誕生日に、王族から「お前は魔女だ」と罵られ、遠く離れた森の屋敷に追放されることになってしまいました。ヴィーナが住むことになった屋敷は、不思議な力をもった動物で溢れていました。
ヴィーナは幸せに暮らすことが出来るのでしょうか?これは、不老不死になってしまった可哀想なお姫様と、動物が住んでいる不思議な屋敷のお話___。
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冬の童話祭2019の参加作品です!
初めて童話を書くので、あたたかい目で見守っていただければ幸いです…。
子供向けの童話、というよりかは、少々大人向けの童話のつもりで書いています。なので、漢字を使用しています。
冬童話2019 お姫様 森 屋敷 動物 童話 呪い 不老不死
読了時間:約13分(6,246文字)