「勘違いしないで欲しい、君と僕がそういう関係になるのは有り得ない」
入学以来王太子ティアロに猫可愛がりされ連れ回されていた元平民の聖女候補アイラは彼に笑顔と共にそう告げられた。
君を可愛がっていたのは決して恋愛感情では無いと。
王太子の傍らには婚約者の対応に満足げに微笑む公爵令嬢パール。
そしてアイラを無様だと嘲笑う生徒達。
誰が見ても王太子に優しくされて勘違いした小娘が身の程を知れと突きつけられた断罪のシーンに見えるだろう。
「なるほど……根本的な勘違いをしていらっしゃいますね」
しかしアイラは溜息と共に言った。
そして本当に勘違いしていたのは誰なのか、それを王太子たちは思い知ることになる。
2025/02/23 小説家になろうファンタジー短編1位有難う御座います。
BK小説大賞 ネトコン13 女主人公 学園 身分差 アイリスIF6大賞 ESN大賞8 SQEXノベル大賞2 GOマンガ原作者大賞 王太子 公爵令嬢 平民上がりの聖女候補 格差社会 貴族 逆ざまぁ
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