あかいねこ、 ねむっている。

ながい、ながい ながい、ながい 夢を見ているんだ。

上手く切れない爪を切り 滲んだ血をテッシュで拭う 歩くのが痛いな

充電器のコードが上手くさせない 暗闇のベッドでネットサーフィン くだらないことばっか

君の心臓にバラの花を 棘を刺して滲んだ 血を飲み干して 満開になったら世界でいちばん 綺麗な花束を君にあげるよ

まるで現実の様に思えなかったんだ 幼い頭の僕には理解が追いつかない 想像するにはあまりにも ファンタジーが過ぎたように感じたんだ

君は幸せになりたいと言った 僕には幸せが怖くて分からないんだ 今は少し幸せとは遠く 辛い日々を生きているけれど 幸せになった僕は 今の気持ちを優しさを 生き方を覚えていれる？

陽の光が僕を照らすとき ステージで僕は叫ぶ 地獄なんかへっちゃらさ よく見ていろ覚えていろ 僕がここで生きていることを 呪いをかけていることを

ヒリヒリと赤くなった 僕の肌の色が溢れる 赤い血が君の青と混ざる想像をしている

胸に絡みつく雑草の根を 取り払っても生えてくるの 苦しくて痛くて引っ掻いた 胸に血が滲む