森林太郎は、母子家庭で育った恰幅のよい男子高校生であり、アニメオタクだった。冴えない日常を送っていた林太郎は一生分の内の半分の運を使う。
妖しい美女、シアとの出会いがそれである。彼女から『ダレモテ』という薬を飲まされることによって、林太郎の日常生活は一変してしまう。それは、日常生活がラブコメに変化する薬であった。
ダレモテを飲んでから、林太郎は三人の美少女と出会うことになった。
一人は海野奈月、活発な美少女である。
一人は並木静、ドジ系眼鏡っ子である。
一人は星巳凛、クールで、やけに環境にうるさい転校生であった。
林太郎は、親友の秋山好道とこの謎の薬について話し合うが、解決策を見つけることもできなかった。しかし、星巳凛が解決策を示す。そもそも、彼女の姉がシアであった。姉を追って凛はやってきたのだ。
凛は自分が中和剤をつくるまで、林太郎におとなしくしているように言った。
『ダレモテ」の効果は凄まじく林太郎を容赦なくラブコメ展開が襲う。その流れを楽しむ林太郎であったが、不意にあることに気づく。それは、彼女たちが望んでラブコメ展開をしていることではなく、『ダレモテ』のせいであることに。
林太郎はある行動を開始する。