枯れ葉の舞う秋の日。ミッドラビッドの町でひとりの若い女性が死んだ。
ミレイザ・ロティーリス(19歳)は転んで死に墓地に埋葬されていた。だが、よみがえった。自分がなんで墓にいたのかわからないまま自宅に帰ろうとするが、町の人たちに「モンスター!」などといわれて追い返されてしまう。それは実の母親でさえ。
墓に映る自分の顔を見たミレイザは言葉を失う。それは自分の知っている顔がそこにはなく別人の顔が存在していたからだ。
ミレイザは泉で妖精のピサリー(13歳)と出会い、その彼女に自分が『ハーフゾンビ』であることを告げられる。妖精が魔法を使うことを知っていたミレイザは、魔法で体を治してほしいというが、ピサリーはできないといって断ってくる。妖精女学園の生徒でもある彼女は先生なら治すことができるかもしれないと嘘をつく。
ピサリーはミレイザを利用しようとたくらみ。ミレイザは自分の体を治してほしいため、彼女の機嫌を損ねないように接するのだった。
ゾンビ度50パーセントの体でも、めげずにがんばる彼女の物語。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
残酷な描写あり
最終更新日:2024年10月05日
シリアス 女主人公 魔法 OVL大賞10 ESN大賞8 ハイファンタジー ゾンビ 妖精 ハーフ 三人称 50パーセント 守護 ネトコン13感想
読了時間:約632分(315,522文字)