かわいくなりたかった。誰よりも、夢に見たような女の子になりたかった。

夜は今日死ぬ。昼に見放されて、それでも大好きだった昼の手で死ぬ。

窓から見えるお隣さんを、あたしは毎日見ることしかできなかった。

「ねえ、おうさま。わたし、あなたのことが大好きよ」 『おうさま』と呼ばれる青年と、呼ぶ少女との、暗がりの魔の森でのおはなし。

キルレリアと私による、朝のお茶会、朝の傑作。

140字のちいさな世界たち。ツイッターで漂流させていたものたちのまとめです。

石の塔で暮らす王子さまはいつも暇を持て余しておいで。そんなある日、王子さまが見つけたものは……。 【全２話】

猫猫は大きなお屋敷に勤める女中だ。その容姿から友人はいない。そして鶴を知らない無知な少女であった。そんな彼女が旦那様のお部屋である日見たものとは……。

しんしんと降り積もる、真白の雪に隠れた雪のお城のお話をご存じでしょうか？ このお話は、とても有名で、それでも遠い彼方に消えてしまった物語のことです。

王女さまのお部屋でないてるルリの小鳥、今日も王女さまのためにツイッチェ　ツイッチェないている。鳥籠揺れる窓際で、小鳥は今日も王女さまのためにないている。