夏の休暇を山で過ごそうと電車に乗った「私」は、車掌のすすめで聞き慣れぬ土地『かぢな』で降りることに。土地の人間の冷ややかな態度を横目に、宿泊施設を目指して分け入った登山道で次々とおかしな人々に遭遇する。無愛想な下山者、藪の中に住む老人、兎を抱えた子供。所々に散見する奇妙な事象の疑問を胸に、猫の動向を追った「私」の前に異様な人工物が姿を現す。
※こちらの作品は小説投稿サイト『カクヨム』、『ノベルアップ+』、『ステキブンゲイ』でも重複投稿しております。
奇妙 不思議 夏 山 方言 訛り 地の文が多い 活字中毒者向け ミステリー・ホラー ネット小説大賞十感想 限界集落 完全一人称
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