侯爵令嬢のアイリス・クレモンティーヌは婚約者に婚約破棄され逃げるようにパーティー会場を抜け出した
。
貴族令嬢としての矜持を汚され、家族にも迷惑をかけてしまったことを悔やみ傷心するアイリスは入水をするのだったが…
そこで前世の記憶を取り戻す。
死にたくないと思いながらも意識を手放し、目を覚ますととあるギルド商会の若旦那に保護されることになる。
「行く当てがないならここで働けばいい」
優しい言葉に救われるも。
「俺が欲しいのは金になる材料だ。キリキリ働け」
彼はとんでもなくお金にがめつかったが、必死に働くうちに自分の居場所を見い出し。
あろうことにも…
「お前の就職先は俺の嫁だ」
俺様気質の若旦那に求婚されることになるのだった。