古代文明が廃れた後期の時代でトレジャーハンター業を営むイスマル・ミドーは、遺跡に潜っては遺物を掘り起こす生活を送っていた。
ある日格付け調査を頼まれたフォーク遺跡で人工参謀なる遺物に出会ったとき、運命の終着点は本人も知らぬうちに別の路線へと切り替わっていた。
それから 20 年。
イスマルの運命が転換し、見知らぬ世界に跳ばされた。
世界から異物とみなされたかのように襲い掛かる脅威と不運。だがイスマルは 255 回ものブレイクスルーを顕現したトレジャーハンターだった。
異なる運命に迷い込んだ異邦人はトレジャーハンターとしての生を全うすべく長い帰途についた。