雨の中、紫陽花の前で突っ立っていた生徒。 話しかけると、それは自分が副担任をしているクラスの女子生徒だった。 ひとまず保健室へと向かう中、二人は夢について話し始める。

ありがたみがすごい。と訳のわからない理由から同級生にからかわれ、お互いの存在を知った幸と福。 そんな二人は将来自分がどうしたいかがわからない。 だが明日には提出しなければいけない進路希望に、悩まされていた。

図書館での一夜の光景。 そこには、"バクサマ"に救いを求めるものたちが集まっていた。 己真もまた救いを求めたが、その願いは拒否される。 バクサマに助けてほしい。しかし、バクサマとは何者なのか。何故、あの時拒否されたのか。 答えを見つけ出すために、今日も影を探し求める。