女尊男卑が一般的となったここ日本では、男性の地位が低くなっていた。
玄斗は保育園の年長の時、同じ保育園に通う髪が長く、目が隠れていて貞子のような見た目をしている大人しい少女、班目鏡子(まだらめ きょうこ)に突然告白された。
特に接点があった訳でもない鏡子からの告白に、この女尊男卑の社会で何の狙いがあるのか、と警戒と不気味さ、何かされるという恐怖で断ってしまった。
断ってからは何をされるでもなく、全く話すこともないまま高校生になった。
いっぽう鏡子は保育園の頃は何だったのか、というほどのあらゆるものに首を突っ込む悪女のような立ち位置になっていて、別人のような印象に。
そんな鏡子が突然、玄斗が悪口を言っていたらしいと他の女子に伝え、玄斗を貶めようとする。
告白を断った恨みなのか?と思うがもう十年も経っている。何が狙いなのか?
たぶんラブコメです。