「月夜の夢」（木の葉りす作）と対をな、すかぐや姫にまつわる物語。

以前、障がいをもった人達と共に働いていた時に感じたこと

入院した時に思ったこと

琵琶湖東北地域の小さなお堂でお会いした仏様。 以前にもお会いしたことがあるような気がした。

転職についての想い。

地方都市のＦＭ放送局から来た突然の出演依頼。 そこで向き合った一人の女性パーソナリティ。 いつでも視聴者に向けて楽しそうに語りかけている。 そんな姿の中に、自分と似たような孤独の影を感じた。 そんな心配をしているうちに、 本当にパーソナリティ担当の番組が終了。

岡山での小説朗読会で出会った真実と牧子の二人の女性達は、自分達の新しい夢の実現のために北へ移住する決心をする。 そんな二人の生き方に影響を受けた柾人（まさと）も自分の人生を自分で選択すべく動き出す。

由紀江との関係に悩みながらも、柾人（まさと）は岡山へ転勤する辞令を受け入れた。 札幌から遠く離れた気候風土が大きく異なる街での新しい出会い。 柾人は、自分の夢を追い続けることの意味を自分自身に問いかける。

札幌に生まれた柾人（まさと）は、高校生の頃には、よく高台に登って札幌の街を眺めていた。 心の中では、津軽海峡を越えた本州の街並みを思い描きながら。 札幌で働くようになってから、小説同人で絵を描く由紀江と知り合うが、いつか津軽海峡を越えたいと思った昔の想いが忘れられずにいる。 そんな時、突然の転勤辞令。行く先は瀬戸内の岡山市だった。

大学卒業を前にして、熱心に就活をするも採用に至らなかった沙希。 失意の中でも仕事をしないわけにはいかず、ようやく見つけたのは工事現場でのガードマンの仕事。 人生は決して思うようにはいかないもの……かも。