心が具象化する世界で普通に生きていた少年クレイ。しかし、彼の平和は姉を聖騎士に殺されることでいとも簡単に崩れ落ちる。
クレイに残されたものは憤怒と、姉との約束。姉の復讐を目的とし、約束を守りながらクレイは旅をする。姉クレアの願いで作られた仮初の人格をもって彼は人間らしさを演じる。そんな旅の中で出会う新たな仲間、自分を追う聖騎士たち、町の人々。
怒りで染まった心を持ちながらクレイは旅の中でさまざまな心と触れ合い、失ったはずの心というものを知っていく。
これは少年が神を倒すまでの物語。そして少年が心を取り戻すまでの物語。さまざまな人間関係を描くファンタジー小説。
ほぼ初めてなので最初は推敲しながら書くことになってしまいます。話の流れは変わらないけど一度読んだ時と少し違う場合があります。予めご了承ください。
また話を考えながらタイトルで気に入ったものができなかったので仮称としており、こちらも序盤は変更されるかもしれません。