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時は2025年。 ここ最近の技術革新は大きく、生物学や遺伝子工学が大きく発展した。 特に遺伝子工学はとてつもない進歩を遂げ、ほとんどの大学研究のための設備が整っている。 遺伝子とは、人間の体をつくる設計図に相当するものである。 ヒトには約3万個の遺伝子があると考えられていて、人間の身体は《細胞》という基本単位でできている。 この細胞の《コア》と呼ばれる部分に染色体があり、この中のDNAが遺伝子として働くことによって身体中に命令を出しているのである。 つまり、DNAや遺伝子を書き換えたり、改造することがもしできれば、その人物自体を改造したりコピーしたりすることが可能になるのである。 そして今、日本では遺伝子の改造が合法とされ、専用の免許と政府の許可が降りれば遺伝子の書き換えが可能となった。 その結果日本は、遺伝子を途中で改造することで自分の能力を向上させた《廻者》で溢れた。中でも大幅に基礎能力を向上し、特殊な異能を得た物のことを《怪傑》と呼ぶ。 そしてこの物語は、《怪傑》だが《隠す》という能力の主人公、咎峰田鶴が波乱万丈な人生を歩んでいく物語である。
作品情報
パニック[SF] 残酷な描写あり
最終更新日:2019年09月25日
パンデミック 怪傑 ファンタジー 狗者 高校生 学園 遺伝子 DNA 戦闘 読了時間:約33分(16,493文字)