地球人類は、宇宙へと進出した。
地球には異星人が移住し、世界は大きな大変革が起きた。
そんな地球に住んでいる青年・ソラは、
ある事件を境に、地球の中を当てもなく、逃げるように
飛びまわるような生活を送っていた。
そんなソラの空虚の中に飛び込んできたのは、一人の異星人だった。
エメラルド色の瞳、やることなすこと全てがおかしなその男に、ソラは翻弄される。
最初は、拒否の意を崩さなかったソラだが、その男と関わっているうち、
ソラの硬直していた心にも、少しずつ変化が起きてきて――――
ソラの停まっていた時間が再び動き始めた。