学生時代のホロ苦い経験を詩にしました。次回作のプロットにでも活かそうと思います。少しでも感じるものがあれば評価の程、宜しくお願い致します。

勇者が魔王を討伐して以来、魔法文明は着実に進化した。誰でも魔力を使え、快適に暮らせる夢のような時代が来ることを、人々は信じて疑わなかった―― 魔王討伐より数年後、勇者ダリル・ロードにより永続平和計画が打ち出された。 計画内容は世界を６つの階層式空間に作り変えること。 それにより世界を封印機巧として機能させ、未来永劫に魔王の転生を阻止しようと考えたのだ。 「皆の幸せを永続的にするために――」初代勇者は言った。 民衆の絶大な支持を受けてその計画は実行され、世界改変は果たされた。 この物語は【名もない階層】でストリートチルドレンとして暮らしている少年と少女の出会いから始まる。 少年の名は冬馬。 魔力が著しく弱いために迫害を受けている【大地人】だ。 飛竜と共に落下してきた少女の名はマリン。 歯車が軋み回り始めるように、ゆっくりと冬馬とリディの物語は始まる。 どうしようもなく逆らえない【運命（さだめ）】によって、二人は上層を目指すのだった。