リトシュタイン帝国・皇帝マイクロフトの野望を砕いたものの、ファミリアやプリンシパルを失ったアレクシア・クリスタは、ファングと共に山奥で暮らす生活を始めていた。そんな中、従兄であるフェルディナンに呼び出されて王宮に向かった彼女は、新しい花槽卿の話を聞かされて驚愕した。

バフィト国王の妃を殺害したとして、ついに処刑台に送られようとするアラン。迫る死を前にして、ようやくジェスターと会話する機会を得たものの、その口から語られる話に打ちのめされる。

国王の息子と判明したフェルディナンと共に、ついに王宮に住むことになったアラン。そこでヴァン王太子を撃ち殺した宮廷道化師（ジェスター）と再会して動揺する。護衛士ファングたちと協力して、ヴァンの死の真相を確かめるために奔走するアランだったが。そこになぜか『アランの左腕を持つ女』リディアが現れた。

ダリール公国は豊かな国だった。 平和の象徴とも言われるファミリアの庇護を受け、実質的な中立国として、他国からは認知されていた。 しかし、とある事件を機に内部クーデターが勃発。 大公以下数百名の王侯貴族が殺害される中、第一公女であるアレクシア・クリスタは、左腕と左足を失いながらも国を脱出。 ダリール公国を乗っ取り、新たな王国を築き上げたバフィト国王に対して復讐を誓う。

キャラクター紹介＆概要 ・アラン(本名：アレクシア・クリスタ・ダリール)…旧ダリール公国第一公女 ・ヴァン・テ・ラトゥール・バフィト…現バフィト王国王太子 ・フェルディナン(本名：プルーデンス・ユー・ルノー)…アランの従兄。 ・トランスフィールド…風配師。女。 ・ルフト…風配師トランスフィールドの弟子。 ・ファング…ヴァンの側近。 ・ファミリア…国を守ると伝えられている妖精。個体もしくは集合体で移動し、黄色や金色、オレンジ色等の光を放つ。ダリール公国でのみ存在が確認されていたが、クーデターの後に全滅したという噂。 □■□■ ダリール公国は豊かな国だった。 平和の象徴とも言われるファミリアの庇護を受け、実質的な中立国として、他国からは認知されていた。 しかし、とある事件を機に内部クーデターが勃発。 大公以下数百名の王侯貴族が殺害される中、第一公女であるアレクシア・クリスタは、左腕と左足を失いながらも国を脱出。 ダリール公国を乗っ取り、新たな王国を築き上げたバフィト国王に対して復讐を誓う。

叶香（かのか）は急いでいた。 魚釣りが大好きな彼女は、早く川に行きたくて仕方がなかった。 そんな彼女に、見知らぬ男性が声をかけてきた。

ソフィアは、昔住んでいた街に向かった。古い友人に会うために。あの約束を、彼彼は覚えているだろうか…。遠い遠い記憶が、今は懐かしく彼女の脳裏に浮かぶ。

ひっそりと静かな夜。 いつも公園にいる男が気になった恵美は、思い切って彼に声をかけてみた。 ショート・ショート。

転校生の更家は、ある日、授業をサボっているのを見つかり、仕方なく水泳大会に参加することに。「別に、泳げないわけじゃ、ないんだけど…」更家は、困惑ぎみにそう答えた。

世紀末。大気汚染から逃れた人々は、地下深くでひっそりと暮らしていた。そんな中、イアンだけは地上への憧れを捨てきれず、ある計画を立てていた。