大学在学中に引きこもりになって一年が経とうとしていた21歳の青年、小柴関人は「誰も自分のことを知らない土地を一人で旅したい」という願望を叶えるために7泊8日で沖縄を旅することになった。唐突ながらもゲストハウスでの多様な人々との出会いや地元と違う場所での経験によって、関人は少しずつ他人と会話するようになり、考え方が前向きになっていく。那覇での経験を積んで、関人は消極的な自分を変えることができると思うようになっていく。
主人公が南国での旅を通して、他人との出会いを経験することによって変わっていく、青春一人旅物語。
青春 私小説 不登校 トラウマの克服 一人旅 沖縄の空気 ゲストハウスの雰囲気
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