作品一覧全4件
連載 3エピソード
 冬の寒い風が吹く日。  お母さんのお使いで、弟の拓のお薬を病院へ貰いに行った帰り、ふとした気の緩みで奨伍くんは、異世界に転生された。 「おばさん。ぼく、死んだの?」  女神を目の前にして、無謀な発言をする奨伍。 『おばさん』と呼ばれ痛くきずつく女神だったが、所詮相手は年端もいかない子供。  顔を引きつらせ、そうよと答えた···
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15
最終更新日:2019年01月06日
冒険 ほのぼの 男主人公 中世 魔法 ダンジョン 読了時間:約13分(6,259文字)
連載 4エピソード
 その男·君津恭介には、昔家族がいた。愛する妻·紗友里と産まれたばかりの愛娘·栞。  ある日、恭介が勤務から帰ると二人はアパートの子供部屋で酷い姿で還らぬ人となっていた。 「どうしてだ? 誰の仕業?」  頭に浮ぶ男は幾らでもいた。通り魔的な事も予想は出来たが··· 『知りたいか?』  呆然とする恭介の前に忽然と現れた黒いスーツの銀髪の男が声を掛けた。 「お前か?」  てっきり犯人だと思い、掴みかかろうとするも恭介の身体はその男の身体を突き抜けた。何度も何度も··· 『おいおい、お前さん。いい加減気付けよ』  男は、笑いながら自身の姿を変えていき、こういった。 『俺の名は、ケイト。この姿でわかるよな? 死神をやってる』  黒いフード付きのマントを羽織り、大きな釜の先を恭介へと突きつけ笑った。 「教えてくれ! 誰が、紗友里と栞をヤッたんだ? 教えてくれ···」  それが、恭介と死神·ケイトの出会いだった。
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ヒューマンドラマ[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2019年01月06日
ハードボイルド サスペンス 探偵小説 ダーク 職業もの 現代 死神 悪魔 女子高生 読了時間:約17分(8,474文字)
連載 1エピソード
 二〇一八年三月十日午後十五時三十分。  吾妻市をM5の地震が襲った。  当時、居間で夫と愛犬虎徹の二人と一匹で三時のおやつ·きんつばを食べていた妙は、揺れ始めて固まった修と虎徹を抱え台所のダイニングテーブルに隠れた直後、上下に激しく揺れた。 「お、収まったの?」 「わ、わかんね」  あまりの揺れに腰を抜かした妙は、吠え立てる虎徹が自分の手から抜けるのを感じ、顔を上げ言葉を失った。 「あんた···ここ···どこ?」  妙の言葉に夫·修も顔を上げるも、また自分が見ているものがわからなく、小さな二つの目をぱちくりさせた。  それもそうだろう。いま、妙や修が見ているのは、大きな化物を代わる代わるやっつけている数人の男女だったのだから。 「どうして?」 「家、は?」  ふたり抱き合う周りを虎徹だけが、自由に動き回っていた。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2019年01月02日
日常 ほのぼの 中世 魔法 職業もの グルメ 読了時間:約8分(3,966文字)
連載 1エピソード
 こばと幼稚園のイベントで、“ひかりの森”に遠足に行った誠くん。色々な遊具で遊んだり、ゲームをしたりして、みんなとお弁当を食べてる時に不思議な生き物を見た誠くんは、その生き物のあとをついていき··· 「ここ、どこー? 先生? あっくん?」 迷子になった。出口を探しながら誠くんは、不思議な生き物が行く方向へと進んで行った。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2018年12月27日
冒険 男主人公 西洋 中世 現代 魔法 異世界 召喚 泣き虫 読了時間:約4分(1,877文字)