来年に受験を控えた鳴瀬飛鳥は苛立ちを覚える度に頭痛に襲われていた。
もうすぐ春休みというある日、父親から神沢という男をボディーガードをあてがわれる。
反発するものの、送り付けられてくる嫌がらせの手紙は次第にエスカレートしていく。
街中で異形の男に攫われそうになった飛鳥に、神沢は真実を告げる。
「あなたは魔王を封印した『鍵』の生まれ変わりなんです──」
少女に与えられた力と課せられた運命、『鍵』の記憶、怒りと悲しみ。
そして彼女は決断する。
これは、魔王を封印する鍵の半身として転生した少女の物語である。
※2000年代初頭に執筆した物語であり、時代設定も同様です。
ガラケー全盛期で、連絡はケータイのメールが主流だった頃のお話になります。
※個人サイト「清竜王国」に掲載していたものを修正しています
※カクヨムにも同じものを掲載しています
※2023年2月14日から毎日平日20時更新、全20話+番外編2話で3月16日に完結します
シリアス 女主人公 現代 バトル 輪廻転生 主従
読了時間:約216分(107,909文字)