『契約天学』
それはかつて勇者達と天使達が悪魔や魔人、魔物に対抗すべく創り出した契約の力。
現代では既に消失した力である。
天使と契約を結べばその力をより増強し使うことが出来る。
『罪咎天使』
10年前のアベルの惨劇の際に天使と人々を裏切り、悪魔側についたとされるイヴリールの事を指す言葉。
彼は熾天使という地位を剥奪され、ある場所へと封じられた。
カインは孤児院の経営を支えるのを目標に一攫千金の狙える冒険者になるためマスティマ総合学院に通うが、魔法の才がなく『無能』と呼ばれている。
そしてとある事がきっかけで『縁』を結んでいたイヴリールと再会する。
無能と呼ばれているカインは、『契約天学』を用いて、新たなる力を手に入れ、物語は加速する。
──これは無能と呼ばれた伝説の契約者と罪咎天使と成り果てた最強の天使の物語である。
第9回ネット小説大賞一次選考通過→二次選考落選。