私は妹が好きである。
思わず美味しく食べてしまいたくなる程に好きである。
好きな人は?
気になっている人は?
一番親しい人は?
欲しいものは?
食べたいものは?
全ての質問に対し、『妹です』と即答で答えることが出来る。
だがしかし、妹に私の煩悩だけはバレる訳にはいかない。
妹は可愛くて、優しくて、天使のようで、本物の天使で、穢れのない、純粋な女の子なのだ。
私が自分の欲望を押し付けて穢す訳にはいかない。
だから私はどうにか皮をかぶり、本性をひた隠している。(たまに……いや、よく我慢出来なくなっちゃうけど……)
私が尊敬できる、『お姉ちゃん』で在るが為に。