魔法が使える世界になって早100年。
今日、日本では高校の入学式が執り行われる日だ
それは日本に1つしかない魔法が使える優秀な人材を集めて育て上げている日本魔法専門高校も例外ではなく、入学式を執り行われる準備がされていた。
そんな中、日本魔法専門高校に入学する主人公の強志は自分の亡き姉と同い年になり死んだ姉との最後について回想していた。
今から5年前、当時小学4年生だった強志は姉の芽依と外出中に通り魔にあってしまい芽依は強志を通り魔から守ろうと庇い、結果殺されてしまう。
両親は強志が5歳だった頃にすでに亡くなっており、身内の人間が誰もいなくなってしまった強志。
「世界はどうしてこんなに俺に厳しいことばかりするんだ!
こんな俺にばかりひどいことをする世界なんて信用できない!
それなら俺は自分の力のみを頼りに、誰かに何かを奪われる前に俺が奪う側になってやる!」
そう心に決めて、誰にも負けないくらいの努力し続けた強志。
これは世界に裏切られて自分の力のみを信じてきた、とある少年の物語。