遥か昔、時と時空を司る大精霊・クロノアによって作られた光と闇の世界が二つに分かたれ、均衡を保っていた。
しかし、そして暦は1268年を刻んだ現在、二つの世界の均衡が崩れ去ろうとする中、古典の伝承に存在する光と闇の天使は世界再生の為にクロノアから生み出される。
光の大地・キシリタンと闇の大地・グラヴィア。それぞれの住民がそれぞれの秩序と理の世界で生を紡いで平穏を謳歌していたが、突如としてその平穏は打ち砕かれた。
二年前から続く災害、異常気象・・・。
猟師としてキシリタン大地の郊外地区の小さな村・アーネス村で養母のユリアと共に生活していた少年・リュースは、ある日の事件をきっかけに大事な物を全て失い、自分が伝承にある光の天使だという真実を知ってしまう。
そして彼は世界再生の為、長きに渡る旅路を仲間と共に歩み始めることになった。