戦いに敗れて死んでしまった勇者の亡骸。いつの間にか戻ってきているが、いったい誰が運んでいるのだろうか?
あまり知られていないが、遺体を回収する専門の業者がいるらしい。
彼らは冒険者たちの間で葬儀屋と呼ばれていた。
葬儀屋を営む一人の青年は冒険者たちから差別的な扱いを受けながら、黙々と仕事に励んでいた。
隣国からお忍びで来ていた王太子が魔物の群れに襲われてダンジョンの深層で死亡し、遺体が置き去りにされてしまう。
遺体が見つからなければ隣国との国際問題に発展しかねない。
危機を回避するため、青年は仲間たちと共にダンジョンの奥底へ遺体を回収しに向かう。
全10万文字程度。
完結済み。
カクヨム、ノベルアップ+にも掲載しています。