次元を超えて、三つの地球が存在していた。
創造の力 、維持の力 、破壊の力 、一つずつ与えられた力を継承し、守り続ける血族がいた。
その中の一つの力を継承する藤ノ宮財閥令嬢。藤ノ宮 萌々音(ももね)は、19歳の時に巻き込まれた怪奇事件で、恋人の逢生(あお)が目の前から消えてしまう。3年間苦しみ続けいた萌々音は、過去を乗り越えるために事件が起きた横浜へ愛車の赤色のボディーにSVと書かれたBull(ブル)で、一般道から高速道路を爆走すが、途中で意識を失くしてしまう。意識を失った萌々音の中に現れた、恋人の逢生には「アンジュ」と言う女の陰が…そんな中、萌々音に瓜二つの「緋巫女(ひみこ)」と名乗る“舞い姫”姿に霊装具を纏う女性があらわれる。
萌々音、緋巫女、アンジュ、彼女達の出逢いが人類滅亡へと誘なう。