— DIVE episode B 01 ―
樫緒科学捜査研究所を訪れた鈴鹿の依頼を受け、柊シュリとスルガは、連絡が取れなくなっている筒鳥大の学生三人の行方調査をはじめる。
スルガは早々に三人の足取りをつかみ、三人が最後に訪れた場所をつきとめるものの、何者かに尾行されていることに気がついて、一旦調査を中断する。
翌日、スルガは改めて廃屋の調査を行い、柊はかつて廃屋に住んでいた主人が信仰していた宗教団体と、三人の学生の周辺調査を行う。
学生の姉と思われる人物、佐倉とのコンタクトに成功した柊は、約束を取りつけて、待ちあわせ場所に向かうが、柊の名を騙った何者かに佐倉を撲殺され、さらには薬物が絡んだ事件との関連を疑われて、長時間、筒鳥警察署で聴取を受ける。
薬物事件犯人グループからの襲撃、撲殺事件の犯人との邂逅といった難事に相次いで振り回される中、スルガが敬愛する、名探偵と謳われる人物から〝一連の事件の真相が記されている〟手紙が届く。
手紙に書かれた内容に従って、半信半疑ながらも筒鳥大の学生がいるという場所へ向かったスルガと筒鳥署の刑事は、学生三人が移動に使用していた車を発見し、車内からは学生らの他殺体を発見する。
一方で、かつて廃屋に住んでいた主人が信仰していた宗教団体の教会に向かった柊は、教会の敷地内で、学生らを殺害したと思しき男性と対面し、彼が犯した罪を暴きだして、ことの顛末を聞きだす。
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