活字を食べる、猫に似た生き物「ユキ」と、飼い主であるライターの「僕」の小話。

父の葬式で久々に地元の秋田をおとずれた「私」は、ヒッチハイクで山形に行きたいという妙な青年を拾う。 同人誌の再録。秋田弁では「悲しいときは二人旅」となります。秋田と東根、二つの街の同じ名前の社を巡るお話、現代ファンタジーです。

初冬の、とある北の村で、山に棄てられてさまよっていた少女、紫（ゆかり）。 目覚めた紫が目にしたのは、命の恩人である真っ白な青年。 彼は自らをあやかしだといい、「俺を飼ってみないかい？」と持ち掛ける。 遠野物語を意識した、和風恋愛ファンタジー、異種婚譚です。 後日談「玉繭の庭にて」 https://ncode.syosetu.com/n9603ei/

あやかしの子守をするために生きてきた青年「紘」と、ざしきわらしの少女「花」。 ある夏の日の、ふたりの一日だけの駆け落ちのはなし。 ※同人誌からの転載です。自サイト、他投稿サイトもにも転載しています。

『梯子屋』という副職を持つ青年、コウリュ。ある日訪ねてきたのは、翼を持った少女で……。 空から落ちてきた少女と、それを還す役目を負った青年とのひととき。 ※自サイトからの転載です。

山奥の古い家で暮らす、人外の青年と、もと人間の少女。 遠野物語なんかに触れつつ、日常を噛み締めるふたりの小さなお話。異種婚譚です。 本編「ふたごもりの家」 https://ncode.syosetu.com/n4307fy/

田舎の中学校に通う少年・聖は、妖怪たちの声や、人間の心の中まで聞き取ってしまう力「聞き耳」の持ち主。ある日、人々に忘れられ消えかけていた山の神・澪と出会った聖は、彼女を救いたいと考えるのだが……。 異能に悩みながらも前向きに進んでいく少年と、周囲の人々（と、人外のモノ）とのふれあいを描いた恋愛風味の現代ファンタジー、短編連作です。 ※自サイト「SIREN」からの転載です。

『機工師』に憧れ、北のはずれから職人修行にやってきた少女・ラグ。そこは『人形姫』の物語――王と人形との恋の伝説が残る王国だった。師匠は天才との呼び声も高い若き親方だけど、一見女性と見紛うような優男。その兄にうりふたつの妹。人相の悪い兄弟子に、耳と尻尾のある居候。一癖ある仲間たちと、お客さまと一緒に泣いたり笑ったり……。そんな日々を書き留めた物語。　※自サイトからの転載です。

男子高校生・楢山は、公園で泣いていた少女に声を掛ける。 「四つ葉を『探してる』の」と彼女は言った。楢山は、彼女と一緒に四つ葉を探そうとするが……。 ちょっとだけ不思議な力を持つ男子と、その同級生女子の掌編集。 ※自サイト「SIREN」からの転載です。

「俺」と「彼女」の、買い物中のとある出来事。いちごにまつわるほのぼの小話。自サイトからの転載です。