かつて、この星には「妖精」がいたという。今や伝説となったその存在の名残は、「迷宮」という形で今も残っている。人々は迷宮の上に街を作り、その残滓を利用した生活を送っていた。
大陸一の迷宮都市、アンカルジア。この攻略困難にして不到で有名なこの迷宮に新たな伝説が打ち立てられた。迷宮王ロジャード・ノクトバーグと仲間たちである。
しかし、彼等が故郷への帰り際に放った一言は、人々を更なる驚きを与えた。
「ここには未だ、想像を絶する偉大なる遺産が眠っている。それは次の踏破者に残しておいた」
難攻不落の大迷宮に諦めかけていた迷宮探索者達の胸に、野心が芽吹く。この街に再び、大迷宮時代がやって来る!