ラビリシア。迷宮神ラビリスタが治める世界。その世界にいくつか存在する国の一つ、ハイマーン王国の西の山脈。その麓には1つのダンジョンがあった。
王国の近くにあるせいで冒険者もよく通るため、そのダンジョンの主であるダンジョンマスター:ベルグレッドは疲弊していた。運良く有力な冒険者の撃退に成功してしまったせいで目をつけられてしまい、一息つく間もないほどにダンジョンに冒険者が来るようになることで、リスクとリターンが釣り合わなくなった。DPを貯められないためダンジョンを強化することもできず、いつしかダンジョンの中でも、最底辺と呼ばれるようなレベルになってしまった。そのため付近のダンジョンマスターからは馬鹿にされ、見下されていた。
ある日、とうとう1つのダンジョンから遊びで|迷宮侵略戦争《ダンジョンバトル》を仕掛けられてしまい、ついにダンジョンは滅亡の危機に。
「このままじゃまずい、どうすれば……」
その時偶然目に止まった「錬成術」のスキルコード。文字通り物の錬成ができるスキルだが、ベルグレッドは一つ案を思いつく。なけなしのDPを使い、藁にもすがる思いで購入したベルグレッド。
「もしかすると魔物にも使えるかもしれない!」
ベルグレッドの目論みは上手くいき、ゴブリン5体を錬成。ゴブリン5体分の強さのゴブリンを生み出すことに成功した。
その時、錬成術のスキルが「魔物合成」というユニークスキルに変化していた。
それは、ベルグレッドの想像以上のポテンシャルを秘めていて─────
これは最底辺のダンジョンマスターが「魔物合成」のスキルで成り上がるお話。
※人が死ぬ描写多めです。
※不定期更新。ご了承ください。
設定資料集
https://ncode.syosetu.com/n6034gx/
こちらも不定期更新
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年10月22日
オリジナル戦記 チート 下剋上 ダンジョン
読了時間:約67分(33,411文字)