高級住宅街に住む八重子。
旦那は銀行の頭取をやっている清弘。
その日は清弘の出張の日で、八重子は同じ銀行員である山下と会っていた。二人は不倫の関係だったのだ。そこへ清弘から電話があり、内容は翌日に一緒にディナーにとの事だった。
何か特別な日だったのか? 八重子はそう考えていた。
そして…… 山下は四国の支店に飛ばされてしまった。
もしかして、全て解っていたのか。そんな言葉が八重子の頭の中を過る。
全てを知ってのディナーの誘いだとしたら…… そう考えながら支度をする八重子だったのである。
そして、待ち合わせの場所に辿り着いた八重子。その場所は二人の記念の場所だった。
そして……