あるところに住んでいる、1人の人間。その手にあるのは、どこにでもいそうな普通の凡人が、いつもの何気ない日常をその日その日の気分に任せて思うままに綴っていた、薄汚れた日記帳。今日も彼女はその1ページを破いて、風に乗せて飛ばしている。
……おや?その刹那の1ページが、今どこかでこれをみている「あなた」のもとに届いたようですよ。あなたは不思議に思って、きっとこの1ページを読むことにするでしょう。読み終わる頃には、何かを得ているかもしれないし、謎が残るままかもしれません。でも忘れないで。あなたはあなたなんです。その謎も確信も、あなたの中では全てが本物で正しい。それをどう生かすかも、あなた次第ですよ。
なんでもない日常。なんてことない生活。その毎日を、少しづつ、丁寧に、破いていく。オトナとコドモの狭間を駆ける1人の生き様と、そこから始まるつながりが描く物語が、ここに開幕‼︎