一部過激な表現[性的なイジメを連想させる]をしている部分がございます。
ご注意下さい。
叔父を国王に持つフレズベルクは天才だった。
5才で魔法に目覚め、僅か7才で軍に所属する。
9才で小隊長にまで上り詰めた彼はある事件がきっかけで傷つけてしまった貴族の少女レナを助けようと貴族同士の許嫁の発表会『出逢いの儀』をすっぽかしてしまう。
しかし、その出逢いの儀の相手こそレナだったのだ。
誰も迎えに来なかったレナは傷付き、貴族の中で爪弾きにされてしまう。
そんな事は知る由も無いフレズベルクはレナを助け愛そうとするのだが…。
レナは知っていた。
出逢いの儀に迎えに来てくれなかった相手はフレズベルクである事を。