作品一覧全46件
代表作 連載 完結済 352エピソード
 わかっているはずだった。  どれだけこの旅が辛く、過酷で途方もない旅になるってことを。  人はそれぞれ。  すべての答えが一つだなんて決まっていないことも知らなかった。  エリカと二人。  決意が揺らぐことはなかった。  ある人を旅のなかで捜そうとしていたのは。  名前も、顔さえも曖昧だというのに。  それこそ、間違いだろう、と人は笑うだろう。  だってそれは、町を襲う災害、“テンペスト”に立ち向かうようなもの。  町を襲う黒雲を追って旅するようなものだから。  人は、得体の知れないテンペストを恐れ、それぞれの町で祭りと称した儀式を行っている。  きっと様々な形に遭遇するだろう。  信じられるたまろうか。  でも、きっと僕らが口を挟むことはできない。  それが正しいのだと、疑うことは誰もしないから。  わかっているはずだった。  自分たちが旅を続けるには、危険なテンペストと向かい合う過酷な旅になるんだって。  そう。  二人で覚悟して旅を始めたんだ。  二日に一回のペースで更新していこうと思います。  もしよろしければ、評価、ブックマーク登録、よろしくお願いいたします。  励みとなりますので。  応援よろしくお願いします。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2023年09月06日
ESN大賞8 黒雲 旅 祭り 祭壇 生け贄 姉妹 踊り 読了時間:約1,150分(574,730文字)
連載 73エピソード
 鬼と戦いたいわけじゃない。  だけど、鬼は人間を嫌い、人間は鬼を恐れる。  それが世界。人間にとって、そんな世界を旅するのは危険なのかもしれない。  けれど、立ち止まれなかった。  約束があったから。  それはとても大切な約束。それを果たそうとする道中、結果的に鬼を求めようとしてしまっている。  誰も鬼との争いを避けられるなんてないと諦めているだろう。鬼は戦いを好むから。  まして、鬼に話しかける人間なんて、皆無なはずだ。  だけど、僕は鬼に会えば話しかけてしまう。 「どうして戦う?」  と。  バカだって笑われるだろう。  けど、僕は聞いてしまう。  だって、僕は戦いを好まない鬼を知っているから。  そんな鬼と、ある約束をしたから。  この作品は、「アルファポリス」においても、公開しております。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年06月27日
BK小説大賞 男主人公 鬼 人間 約束 戦い 修羅 頂点 読了時間:約219分(109,425文字)
短編
 正月三が日もすぎ、お餅などに飽きてきたとき、ふと食べたくなるものってありませんか?  それでも、まだ正月気分を完全になくすことはできず、気持ちが緩んで背徳感のあるものを食べたくなってしまうときがありませんか?  そんなことを書かせていただきました。
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エッセイ[その他]
最終更新日:2025年01月05日
背徳感 マヨネーズ 目玉焼き 正月 おせち料理 読了時間:約3分(1,002文字)
短編
 私は戦う。  主人が深い眠りから起きるまで。  それが長い戦いになろうが、理不尽な扱いをされたとしても、諦めはしない。  絶対に起こして見せましょう。  私は諦めませんから。
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コメディー[文芸]
最終更新日:2024年12月26日
ほのぼの 現代 日常 朝 目覚まし 主人 スマホ スヌーズ機能 読了時間:約2分(842文字)
連載 完結済 44エピソード
  「ねえ、そろそろ七夕でしょ」  友人の沙良に唐突に突きつけられた提案は、どこか横暴なところがあり、なかば無理矢理に手渡されたのは短冊。  若林智也は、そのせいで気の重い日々が待ち構えていた。    高校生にもなって七夕なんて……。  日々を重ねるごとに急かす沙良。  無邪気な圧力に耐えながらも、気恥ずかしさを隠せない智也は、願いを書くことに躊躇してしまう。  誰かに相談するわけにもいかないなか、思いがけない人物に、智也はその不満を吐露してしまう。  氷姫。  クラスでも目立たず、冷めた反応でしかない愛未と話すことになった。  陰口の印象と違い、普通に喋れることに自分でも困惑していく智也。    彼女に惹かれているのか、正直智也にもわからない。  それでも、拒んでいたはずの願いが、微かに浮かんでいった。  夢なら覚めないでほしい。   また、この作品はアルファポリスにおいても、「博幸」という作者名で読めるようになっています。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2024年11月25日
男主人公 学園 現代 スクールラブ 七夕 短冊 笹 読了時間:約118分(58,691文字)
連載 完結済 65エピソード
 仮に、誰かに「自分は異世界から帰ってきた」と告白されれば、どう思う?  その人に興味を持つ?  それとも危ない人だと距離を置く?  私はきっと白い目で見られるんだろうなって、心のどこかで警戒して、黙ってしまうんだと思う。  きっと言わない。  私は異世界に行っていたんだなんて。  だって怖いし、異世界と言っても、自慢できるような経験はないんだし。  きっと私はずっとモヤモヤしたままなんだと思う。  でも、その出来事を“夢”として片づけること自体はどうしてもできなかった。  これって、やっぱり私が変なのかな?  もしかしたらこの事実、私自身が忘れなければいけないってことなのかな。  でも、これってなんか嫌な気がするんだよね。  この作品は、アルファポリスにおいても、「博幸」という名義で、閲覧できるようにしております。  
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ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2024年07月27日
ESN大賞8 女主人公 異世界 イジメ 読了時間:約168分(83,664文字)
連載 完結済 74エピソード
 見渡す限り、霞んでいる。  きっと薄暗い闇がすっきり晴れることはないのだろうと半ば諦めていた。  闇を振り払おうとすれば、するほどに疼いていく。  ポツポツと雨が降り、心が滲んでいく。  ずっと気持ちを揺るがすように、目に見えない雨が心を締めつけていく。  晴れてほしい。  晴れてほしくない……。  気持ちに素直になれない。  もしかすれば、気持ちを晴らすこと自体、願ってはいけないのだろうか。  雨をやますには、どうしたらいいのだろう。  素直になれない。  だからこそ、疼いていく。  疼いてしまう。  この疼きが憎らしい。  紛らわしたい。  だから手を伸ばそうとしてしまう。  決して許されないことだとしても。  そのとき、声がした。  それは咎める声。  許されることはない?  でも……。  でも微かに願ってしまう。  その声はこの疼きを鎮めてくれる声。  心に降り続ける雨を止めてくれる声。  救いの声なんじゃないか、と。
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現実世界[恋愛] R15
最終更新日:2024年03月02日
ネトコン12 ドラッグストア 雨 万引き リップクリーム 病院 自殺 読了時間:約157分(78,320文字)
短編
 みなさん、甘い物は好きですか?  ぜんざいって興味あります?  そんなことを書かせていただきました。  
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エッセイ[その他]
最終更新日:2024年01月06日
あんこ 粒あん こしあん ぜんざい おしるこ 読了時間:約3分(1,028文字)
短編
 ほうじ茶。  それまで気にしていなかったはずなのに、一度手に取ってみると、その魅力に引き込まれていきそうです。
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エッセイ[その他]
最終更新日:2023年09月30日
ほっとする ほうじ茶 麦茶 冷蔵庫 読了時間:約3分(1,351文字)
短編
 お手軽な料理と聞いて、どんな料理を思い浮かべますか?  よくレシピサイトなどに並べられる写真だけで判断してしまうと、簡単に見えても初心者にしてみれば、決してお手軽じゃなかったってことはありませんか?  そんなことに気づき、痛感させられた話になります。
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エッセイ[その他]
最終更新日:2022年07月06日
お手軽 そぼろ丼 卵 ミンチ 料理 読了時間:約3分(1,227文字)
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