白い髪のドワーフ、ルミナは鍛冶師修行のために、旅をする。
一人と一匹で始まった旅路は、仲間が集まり、騒がしくも楽しい、かけがえのない物語になる。
ルミナと仲間たちは、ひとつの冒険者クランを立ち上げる。
鍛冶修行のため。強くなるため。名を上げるため。お金のため。まだ見ぬ英知を求めて。バラバラだった道が一つに集ったそのクランの名は――――「白銀(しろがね)の旅団」。
「一応言っておくけど、旅団って『旅をする一団』って意味じゃないから」
「え、嘘だろ!?」
ルミナにクランマスターを押し付けられた少年の勘違いで決まったクラン名。しかし、やがて「白銀の旅団」は、その名に恥じぬSランククランに成長する……。