白石圭は、大手ゲームメーカー・株式会社ZAMの社員で、25歳の女性。
彼女は激戦の就職戦線を生き残り、憧れのゲームーメーカーへの就職を勝ち取った。
しかし、彼女が配属された部署は、ゲーム開発ではなく、ゲームセンター運営部署だった!
それから3年。ゲームセンターの店長となった白石圭は、かつての賑やかさを失った
ゲームセンターで、それでも希望を失わず懸命に働いていた。
そんなある日、社内公募でゲーム制作部への異動が認められ、
ついに念願のゲーム開発の夢を手に入れた。
しかし、ゲームセンター勤務最終日。
ビデオゲームの修理をしている最中の事故で、白石圭は異世界に転生してしまう。
しかも、ここは《娯楽》がほとんど存在しない世界であった!
だが、《娯楽》の少ない異世界に、なぜか次々とアーケード筐体が転送され、
白石圭は相棒のハーフエルフ・ユーナと共に、ゲームセンターを営業することになるが、
そこには《娯楽》広めて英雄になった勇者と、《娯楽》を消し去ろうとする魔王が
激しい戦いを繰り広げていた。
新しい《娯楽》でゲームセンターから客を奪う勇者、規制をかけてゲームセンターの
営業を止めようとする魔王。ゲームセンター運営は、異世界でも激しい市場競争に
さらされてしまった。
ゲームセンターの生き残りをかけた、白石圭の異世界ゲーセン繁盛記がいま始まった!!
伝奇 日常 異能力バトル ゲーセン ゲームセンター
読了時間:約24分(11,540文字)