処女作「君が愛を語るのか」で作家デビューを果たして以来、書く作品全てがベストセラーになる天才作家の山岸張安は、ある日を境に小説を書くことをやめてしまった。
それはいわゆるスランプなどではなく、小説を書くことそれ事態に彼が飽きてしまったのだ。
しかし物語を書き続ける以外に食い扶持のない彼は、何とか創作欲を取り戻そうと担当者の勧めで取材旅行に出掛ける。
そして取材旅行の最中、張安は創設者の墓が校内に建てられているという女子大の話を知った。
そして興味を引かれるがままにその大学に訪れた彼は、そこで運命の出会いを果たす。