数えきれないもの、数えたものさえも亡くしてしまったこの世界。自らの立つ大地の名前さえ、覚えているモノがあるかも怪しい。
生きるために捨てたものは、拾われずに朽ちて消えたこの世界。住まう人々はすべからく何かを失っている。
すべてが終わったかのようなこの世界。大地の大半は荒れ果て、人々はわずかにある豊かな土地にしがみついて生き延びていた。
“終わり”の始まった世界。それでも“彼ら”は生きている。
そんな“彼ら”の物語。
ポスト・アポカリプス 的な何か 傭兵 戦闘 一応SF タグは後々増えそう
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