「私が死神になったげる」
「あはは、ありがとう」
安楽死志願者用のプログラム、仮想世界「Dreaming world」。ここでは人工知能を持ったNPCが都合良く動いてくれるので、ゆっくりと理想の死に方を模索できる。
はずだった。
ところが不本意な形の死を遂げそうになった一人の志願者の無愛想少女が、めちゃくちゃタイプの褐色美形俺っ娘に一目惚れし、恋心から暴走した行動を重ねていくことになる。
けどその褐色っ娘、主人公になんでも従うけど明らかに何か隠してる。それに加えて次々に立ちはだかる、こじらせたうさんくさい大人達、自己肯定感に難のある未成年達。敵とか味方とか以前に迷惑をかけたりかけられたりする!
いつ死ねるんだ?安らかに死ねるのか!?
みたいな話です。
※この話は「the dreaming world」シリーズ第2部にして「Alternative stories」前編です。
前編ですが、後編が第1部なので続編です。後編の30年前の話です。
ですが後編を読んでいただいても読んでいただかなくても問題ありません。どちらから読んでも、どちらかしか読まなくても成立します。
どうぞお好きなところからお読みください。
なお、キーワード登録している「ガールスラブ」要素は最初から最後までたっぷりですが「ボーイズラブ」要素は6章以降にしか出てきません。(6章前半は百合要素が薄いです)
異性愛はかなりしょっちゅう出てきます。
そして何より、これは愛の話です。