九歳の誕生日を迎える日、森で暮らすユウヒとその母親は黒いローブの者たちに襲われ、あっけなく母親は殺された。悲しみと怒りの中、ユウヒは自分の中にある力を発動することに成功するが、力を制御できないユウヒはその炎の力によって黒いローブの者たちだけでなく、母親の亡骸、帰るべき家、それらを森ごと火の海へと沈めてしまう。そして、その力はユウヒをも侵略しようとした。そんな悲しい事件から10年後、ユウヒは母と自分を襲った黒いローブの者たちの属する組織に関する手がかりを手にする。あの日以前の記憶をうまく思い出せないユウヒは、母が殺された理由を知るため、そして復讐のために組織を追うことを決意する。たとえ灰になったとしても、その炎は消えない。