【完結済みですが、構成を入れ替えたり、文章を書き直したりしています】
この世界には『壁』がある。
触れたものはもう“帰ってこない”
アリスアイレス王国の第一王子は死に瀕していた。
その王子を救えるかもしれない少女がいる。
不確定な噂を頼りに、セフィライズは闇オークションへと参加した。そこで出会ったのが『治癒の力』を持つ少女、スノウだった。
氷狼《フェンリル》と呼ばれたセフィライズは自身の生まれによる特殊な体質と見た目のせいで、うまく人と馴染めないでいた。
スノウはそんなセフィライズに段々と心惹かれていく。
生きるために必要なマナを吐き出す世界樹が枯れ、遂に尽きようとしていた。
時を同じくして、神々の時代に七つに裂かれた邪神ヨルムの封印が暴かれ始める。
暗躍する者達に巻き込まれ、二人は壁と邪神の謎に迫る事となった。
その中で、セフィライズは自身の生まれに向き合い、その運命を受け入れていく。
彼らは『終焉』を食い止めることができるのか。
北欧神話モチーフ。
児童書のようなファンタジーと切ない両片思いで綴る物語です。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2023年07月13日
シリアス 男主人公 女主人公 魔法 冒険 オリジナル戦記 異世界 戦闘 世界樹 北欧神話 両片思い 切ない
読了時間:約1,586分(792,861文字)